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指導者協会会長「2024年度シーズンを迎えるにあたり」

会長 和田 守義
 最近、スポーツの世界大会、ワールドカップなどでの日本チームの活躍が目立ちます。野球のWBCやサッカーをはじめ、これまで歯が立たなかったバスケットやラグビー等でも強豪国相手に勝ち点を上げるなど大健闘している姿を見ると、応援していてもとても楽しくなります。
 翻ってウィンタースポーツ、中でもスキーのアルペンはなかなかこの様な状況にないように思います。全日本スキー連盟では、ワールドカップで入賞できる選手の育成を図りオリンピック出場権の獲得を目指せるよう選手強化に今後さらに注力していく方針のようです。
次回2026年の冬季オリンピックは、イタリアのコルチナ・ダンペッツォでの開催で、1956年から数えて70年ぶりだそうです。70年前のここコルチナ・ダンペッツォでは、猪谷千春氏の銀メダル獲得の快挙に湧きましたが、氏に続くメダリストの出現を心より期待したいと思います。
 今シーズン、指導者協会は今までの行事に加えて新たに2つの行事を計画いたしました。
 1つは、丸沼高原スキー場サマーゲレンデでのトレーニング合宿です。プラスノーのゲレンデは、長さ400m、斜度15度程度と基礎トレーニングに最適な条件です。8月、9月の真夏ですが、標高1500mの高原の風は爽やかで気持ち良く高地トレーニングができます。夏の間も、スキーの運動感覚を忘れないようにしたいものです。
 2つ目は、準指導員検定合格のための直前キャンプです。検定に臨む時に、技術に不安を抱えて臨むか自信をもって臨めるかによって結果は大きく左右されるように思います。検定本番の1週間前のキャンプになりますが、コーチに滑りをきちんとチェックしてもらい、お墨付きをもらえるようにできれば、合格間違いありません。
 コロナ禍でしばらく中断していた海外スキーツアーですが、ようやく旅行も不自由なくできるようになりました。今シーズンは、3年ぶりにカナダ・ウィスラー&ブラッコムへの海外ツアーを企画いたしました。カナダは、ヨーロッパに比べて日本からの移動時間も短くアクセスが良いのと、スキーエリア全体が楽しめるように非常に良く設計されていて、楽しみなゲレンデです。
 今年の夏は、記録的猛暑になりましたが、その分厳しい冬の寒さを期待したいところです。毎年雪不足に悩まされスキーのシーズンがだんだん短くなってきている昨今、菅平高原スキー場では、今年人工造雪機を導入して10月下旬からのスキー場オープンを予定しているそうです。スキーヤーにとってシーズンが伸びることはとてもうれしいことで、ぜひ活用できればと思います。
 今シーズンも皆さまにとって実り多い良いシーズンになりますよう祈念申し上げます。

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